技術コラム

smartBioSystem®

smartBioSystem®のテスト装置をご紹介します

次世代のバイオ製造プロセスを実現するバイオリアクターシステム

近年、バイオテクノロジーを活用した微生物・細胞等によるモノ作りは、食品・医薬分野のみならず、エネルギー分野、素材分野など、さまざまな分野へと大きな広がりを見せています。

当社では、次世代のバイオ製造プロセスを実現するための高効率バイオリアクターシステムsmartBioSystem®を開発いたしました。

[仕様]
容量:50L
重量:900㎏
必要設置面積:3m×2m×高さ2m

ミニsmartBioバイオリアクター(テスト装置)

マイクロバブルで必要量の酸素を効率供給

マイクロバブルは数μm~100μm程度の直径を有する微細な気泡で、一般的な気泡(ミリバブル)に比べてガス単位体積あたりの気液界面積(培養液と接する面積)が大きいため、液中に溶け込みやすく、酸素の溶解速度を向上することができます。
当社はこれまで開発・蓄積してきたマイクロバブル技術や化学工学(流体・構造)技術、プロセス構築、スケールアップ技術などを、smartBioSystem®に結集しました。


「必要十分な酸素供給」「マイクロバブルの均一分散」「微生物へのダメージ抑制」の2つの効果

当社の高効率バイオリアクターシステムsmartBioSystem®は、数十kLの大型槽においても高効率な酸素供給が可能です。
smartBioSystem®で期待される効果は、Fig.1で示されるように「通気量・撹拌回転数の低減による省エネ」「ガスホールドアップ減少による仕込み量アップ」「好気状態の保持による生物生産性アップ」が効果としてあげられます。


期待効果

期待効果①
同じ生産物を生み出す際に必要な通気量・撹拌回転数の提言を図ることができます。
通期量かつ撹拌回転数を半減以下の条件下において、従来同様の生産収率を得た事例もあります。

期待効果②
好気状態の保持による「生物生産性アップ」により、酸素移動容量係数(Kla)を上げ、生物生産濃度を1.5倍アップした事例もあります。


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