日本合成化学工業株式会社 水島工場様
高度制御導入による省エネ運転の実現

省エネルギーと運転負荷軽減

背景と課題 継続的な運転条件の改善

日本合成化学工業(株)の水島工場様では、酢酸ビニルモノマー、「ゴーセノール(PVOH樹脂)」、「ソアノール(EVOH樹脂)」などを生産しています。
溶剤回収プラントは、各製造設備より排出された粗溶剤から、蒸留による精製を行い溶剤を回収して製造装置へ供給します。
製品の生産状況に応じて、最も経済的な運転条件で溶剤を回収することが求められます。

要望 省エネルギー=経済的運転の実現

安全・安定生産を前提とした経済的な運転の実現

手段 当社の実績・技術を駆使した高度制御実装

省エネ運転の実現方法をお客様が検討されていた際、MECの高度制御技術及び高度制御用パッケージソフト「MECMACS(メックマックス)」と組み合わせた方法をご提案した所、実績・技術力を高く評価頂き、採用となりました。
お客様の求める熱回収量が最も経済的になるよう回収装置の運転バランスを自動調整し、蒸気使用量を削減する高度制御システムを実現すべく、当社は設計・プラントテスト・実装調整作業を実施し、日本合成化学工業(株)様にはDCSソフトの改造をご担当頂きました。

結果 省エネルギーのみではなく、運転負荷の軽減も実現

高度制御技術は、熟練オペレータと同等の操作をコンピュータを利用して実行させるものであり、その導入は、製造ご担当者のご理解とオペレータの方々のご協力の上で成り立つ地道な作業です。
今回は複雑な相互干渉が存在し、回収溶剤の成分が刻々と変化する難しいプラントでしたが、夜間や休日のプラント安定期間にテストを行うなど、お客様の多大なご支援の下、2012年1月に計画通りお引渡しする事ができました。
これにより蒸気使用量の約3~5%削減、DCSアラームの9割削減を達成し、生産銘柄変更時の作業負担も軽減されました。

関連する技術