技術コラム

生産支援ソリューション

「運転管理システムj5」、安全教育パッケージ「MECTRNR」「電子SOP」

現場事務所、運転制御室のIoTを可能にする

「運転管理システムj5」とは、交代勤務を行う製造会社向けの管理システムのことで、現場事務所や運転制御室において、さまざまな業務の標準化、ペーパーレス化、効率化を実現する業務・運転管理システムです。
「作業指示書、作業記録、申し送り帳、作業管理、巡回点検、工事管理、ヒヤリハット管理、変更管理、安全管理」など、運転部門の操業データを電子化し、構造化を実施。
それによって、業務効率化、指示・報告忘れ防止、確実な業務管理、適切な承認業務、情報の共有化、過去作業の検索や参照を実現します。
また、他システムと連携することで、操業データをより価値ある情報に変換し、当システムをloTやビッグデータ分析のデータソースとして位置づけることも可能です。

IoT:Internet of Things(モノのインターネット)とは、従来は主にパソコンやサーバー、プリンタ等のIT関連機器が接続されていたインターネットにそれ以外の様々な"モノ"を接続すること

安全教育に特化した育成と技術伝承に貢献

当社の「MECTRNRメックトレーナー」は、ユーザー視点を盛り込んだプラント操業力を高める教育ツールです。
従来の訓練シミュレータは、プラントごとのオーダーメイドが主で操作練習ツールとして導入されてきましたが、近年、プラントの事故・トラブルがたびたび発生し、運転員の技術やトラブル対応力、感性の向上が求められています。
そこで、安全教育に特化したパッケージモデルを開発し、操作訓練はもちろん、状況判断、現場での事後処理訓練に至るカリキュラムを作り、運転員の育成・技術伝承に貢献する安全教育パッケージを実現しました。
特長は、「自社プラント専用ではなく基本操作を覚えられるツール、網羅性の高い訓練シナリオ、複数のDCS切り替え機能・訓練を振り返るレコードリプレイ機能」など、ユーザー目線での使いやすさを追求しつつ低価格・短納期を実現。
現在、「設計・HAZOP」という学習シリーズも開発中で、訓練場所を選ばないクラウド運用も検討しています。


「MECTRNRメックトレーナー」画面イメージ

少量多品種生産企業向けに作業精度を向上

標準業務手順書(SOP:Standard Operation Procedure)を電子化することにより、ペーパーレス化および作業精度向上を実現。生産管理サーバーから調製に関する製造指図情報、およびレシピ情報を取得し、作業工程順情報、作業ごとの指示情報、記録入力欄を表示します。
また、作業実績は生産管理サーバーに反映され、製造事務所にて製造進捗状況のモニタリングも可能となります。
主に少量多品種バッチ生産企業向けに実績登録の効率化や正確化と、モニタリングのニーズに応えます。


関連分野

お問い合わせ

お気軽にお問い合わせください