ビッグデータ解析による生産性向上の支援

製造状態を可視化し、独自の評価指標で解析する

製造環境を取り巻く様々な変化

課題解決へのアプローチ

現場に蓄積された膨大なデータを有効活用

当社では、従来よりお客さまと一体となってお客さまが抱える課題の解決に取り組んでいます。その取り組みを通じて、製造現場には多様な情報が蓄積されているのに、有効に活用されていないお客さまが多いことを認識してきました。

そこで、当社では、3年前から製造現場に蓄積された情報を解析することから品質安定化や歩留まり向上等の課題を解決していくソリューションを展開しています。そのソリューションとは、「いつも同じように製造しているのに品質や歩留まりがばらつく」「ばらつく要因を解析しようとしても因子がたくさんあって、どこから手をつけたらいいかわからない」というお客さまの悩みを当社独自の総合的強化指標を用いて解決していくものです。

製造状態の可視化による当社独自の評価指標

製造プロセス・設備が同一であれば、それに対して同じものを入力すれば、同じ出力・結果が得られるはずです。品質や歩留まりがばらつくのは、入力にばらつきがあるということです。入力の種類は、原料品質、運転操作、製造環境(温湿度、蒸気圧等)があり、その変化は製造プロセスにおける温度や圧力等の製造状態に影響を与えます。これを人間に置き換えた場合は、食べ物、運動、生活環境といった身体への入力の変化が、心拍、血圧、体温、脳波等様々な生体状態に影響を与えます。そして、我々は、その状態変化を人の顔色や機嫌といった総合的な指標で評価します。

そこで、製造プロセスに対しても同様に総合的な指標で製造状態を評価することにしました。多変量解析(主成分分析+クラスター分析)にて評価指標を生成し、それをグラフにプロットすることにより可視化。そのプロットの分布パターンと品質、歩留まりをマッチングさせることにより、製造状態の良否を識別し、最適な製造条件の仕組みを導いていきます。

業種を問わず適用可能なビッグデータ解析

このデータ解析ソリューションは、製造データが蓄積される製造現場を保有するお客さまであれば業種を問いません。実績では、繊維、フィルム、ファインケミカル、石油化学のお客さまに、多変量解析を活用して製造状況を可視化し、品質安定化や歩留まり向上の検討を進める手法の教育やコンサルティングを実施しました。

現在、三菱ケミカルホールディングスグループ(MCHCグループ)の2工場とグループ外のお客さま1工場

にコンサルティングを実施中で、今後新たにMCHCグループの4工場、グループ外1工場にも実施を予定しています。

改善結果例