技術開発 / 設備事例
近年の気候変動の顕在化や産業構造の変化に伴い、モノづくりの現場では持続可能な製造プロセスへの転換が急務となっています。当社は、ケミカル分野を中心とする豊富なプラントエンジニアリングの知見をもとに、SDGsの課題解決に有効な技術開発に注力。革新的な製造プロセスをご提供する事で、多様なユーザーのニーズにお応えするとともに、広く社会全体のWell-beingの実現に向けて、エンジニアリング技術の可能性を追求しています。
技術開発
当社は、ケミカル、エネルギー、バイオ、マーケティング分野の豊富な経験を活かし、永年培ったプラント設計の知見を基に、より効率的かつ生産性の高い製造プロセスの開発に日々取り組んでいます。
現在は、カーボンニュートラルを始めとするSDGsの推進やQuality of lifeの向上といったニーズの変化や社会的要請に応えるべく、省エネ・リサイクル、DX技術などを融合させたバイオエンジニアリングやケミカル・エナジーエンジニアリングの開発を推進しています。
主な開発分野と対応技術
長年積み上げてきたバイオ・ケミカル分野におけるエンジニアリング技術の融合により、SDGsへの貢献を目指しています。
設備事例
自己熱再生技術
燃料の燃焼により発生させた熱エネルギーは、現在多くの生産プロセスで利用されていますが、大部分が回収されずに排熱処理されています。自己熱再生技術は、この熱エネルギーを循環再利用することで、生産プロセスを変えることなく燃料消費を減らすとともに、CO2の排出削減にも寄与します。
CO2有効利用
2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、製品の製造過程で排出されるCO2が問題となっています。当社は、炭酸ガスの回収・液化・精製、ドライアイスの製造など、CO2の有効利用が可能な設備をご提供することで、お客様のCO2の排出削減をサポートしています。
ハイブリットプロセスによる省エネ化
当社は、プロセス解析により、「蒸留」と「膜分離」を組み合わせ、それぞれのメリットを活かしたハイブリットプロセスをご提案しています。既存プロセスを有効利用しながら消費エネルギーを低減させることが可能です。