技術・サービス

誤投入防止システム(MECBLDR®

原料誤投入防止パッケージ

当社製品「(MECBLDR®)」は、「安全・安心」「高品質」「高い生産性の確保」などを目的に、
原料の秤量や投入におけるミスを防止する、工場内作業支援システムです。
機器・設備との連携も考慮することで、原料の誤投入を防止する効果を高めており、食品業界、ファインケミカル業界などを中心に多くのご利用いただいています。

システム概要

誤投入とは?

指示通りの設備に原料を所定量投入するチェックを行うだけでよいのでしょうか?答えはNoです。実際の製造現場では、日常さまざまな原料誤投入が発生しています。製造設備に原料を投入するタイミングには、製品ごとの原料投入順序や温度・撹拌等のプロセス条件が必ず存在します。

原料の保管条件はどうでしょうか?賞味期限・有効期限チェックはもちろんですが、開封後保管条件が変わる原料もありますし、製造予定延期のため計量済み原料の有効期限が切れてしまうこともあります。
MECBLDR®は、ほぼすべての誤投入防止の実現が可能です。

入荷から積込み・配送までのプロセス(入荷、入荷検品、搬入・入庫、製造、出荷検品・梱包、搬送・出庫、出荷、積込み・配送)の中で、生産管理機能と連携しつつ、以下のような生産支援を行う。秤量作業支援、電子SOP作業支援、点検記録作業支援、製造工数実績収集、製造状況監視支援、設備状況監視支援、出荷検品支援

  • 計量時のミス(計量間違い、原料間違い、操作ミスなど)
  • 投入時のミス(計量間違い、原料間違い、入れ忘れ、手順ミスなど)
  • 実績の記録ミス

上位のシステムからの秤量指図に基づき、秤量作業ガイダンスをモバイル端末に表示させるとともに原料秤量ラベルを発行し、調製作業時の誤投入防止に利用します。また、原料残ラベル発行、秤量実績確認画面、秤量記録書作成等の機能により現場作業の効率化を実現します。さらに、計量・投入だけでなく他の様々な現場の手作業に応用が可能です。

特長

1MES&PCS複合末端

製造プロセスは、オペレータがフィールドの製造設備周辺で作業を行うことが多く、PC端末を使用した作業に関しても、計器室による集中監視ではなく、ブレンドエリアに設置された操作端末による運転操作がほとんどです。
しかし、システムは大きくデータベース系のMES機能と制御コントローラ系のPCS機能に2分されており、機能別に2種類の操作端末が配置されることも珍しくありません。
MECBLDR®は、1端末で双方の画面を効率よく展開できるように設計されており、オペレータが機能ごとに操作端末を変更する煩わしさを解消するだけでなく、導入時のハードウェアコストを大幅に削減できるメリットがあります。
また、ファインケミカル業界様での危険物エリアでの仕様を前提とした防爆対応機器での構成も可能となっております。

防爆対応機器

MESの画面例:指図転送、工程管理、原料投入と、PCSの画面例:プロセス運転画面、トレンド画面、アラームサマリ画面を操作することで作業効率アップと端末削減につながる

システム動作環境

各社ERPや、DCS・PCS等のコントローラとのシステム連携に柔軟に対応しますので、ご要望がございましたら、ご相談ください。

関連分野

関連動画

技術・サービス

お問い合わせ

お気軽にお問い合わせください