A社様 歩留まり向上
施工例歩留向上 事例紹介

背景と課題
A社様では、いつも同じ様に製造しているのに、歩留まりが徐々に低下してきているという課題がありました。ある製品では、不良率の平均が30%を越えてしまい、すぐにでも手を打ちたいと考えていました。A社様にて製造状態の記録を参照しましたが、少し見ただけでは良品と不良品の製造状態の違いが判りませんでした。
さらに詳しく分析しようとしたけれども、解析対象のデータがたくさんありすぎてどこから手を付けたら良いかわからない状況でした。
要望
そこでエンジニアリングを請け負っている当社に、歩留まりが悪化している要因を解明できないかというご相談がありました。
手段
製造状態可視化に基づく、当社独自のデータ解析手法(VectorScope™)を用いて、歩留まり悪化要因の究明に取り組みました。
※VectorScope™は特許取得済み。
VectorScope™のサービスフロー
1. 導入教育:当社スタッフが貴社の技術スタッフへデータ整理方法、製造状態可視化方法、製造状態解釈方法(特長把握)について事例を交えながら説明します。
2. 課題設定:品質の安定化、歩留まり提言、技術スタッフのスキルアップ、現場力強化など
3. ビッグデータの収集と選定:製造過程で発生する、原料・現場作業・環境など、時々刻々と変化するビッグデータを収集し、製造状態を表す上で有効なデータを選定していきます。
4. 製造状態の可視化:過去の製造条件の組み合わせパターン(経験)を可視化
5. VectorScope™解析結果
6. 目指すべき方向(深堀り検討/改善措置)の実現:目指すべき方向を特長付ける因子の抽出および実現方法の検討を取り進めていきます。
7. 課題解決スパイラルアップ:目指すべき方向の実現方法の検証/課題の再設定を継続していくことにより、製造技術のブラッシュアップを実現していきます。

VectorScope™(データ解析)のサービスフロー
結果

VectorScope™の手法を用いたことで、これまで管理していなかった撹拌槽の出口圧力が、製品の品質に影響を与える事がわかりました。
結果、平均不良率が3%に改善しました。
プロジェクトデータ
分野 | DX・ITソリューション |
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業務範囲 | 導入教育・システム導入 |
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