炭酸ガスプラント技術(回収、精製液化、ドライアイス)
製品仕様、生産量に合わせた最適なプロセスのご提案
燃焼炉排ガス、製鉄所排ガスなどに含まれる炭酸ガスを回収/濃縮します。また回収された炭酸ガスを圧縮/精製/液化します。
それにより食品衛生法の食品添加物規定の基準を満足する高純度の液化炭酸ガスが得られます。
これらの多数のプロセスの組み合わせによる液化炭酸ガス製造プラント建設で培った確かな技術力があります。
また高圧、低温の液化炭酸ガスをドライアイスにする技術も保有しています。
強み・特長
1食品添加用の高純度な液化炭酸ガスプラントを提供できます。
2お客さまの希望する製品仕様、生産量に合わせて最適なプロセスのご提案ができます。
3豊富な建設実績で培った技術力をベースに、官庁申請・運転立上げなど幅広いサポートを行います。
食品添加用の高純度液化炭酸ガス製造
液化炭酸ガスは主に工場の排気ガス中の炭酸ガスを原料として作られます。そのガスには多種多様な不純物(炭化水素類、SOx、NOx、アルコール類など)が含まれております。当社では、多数の実績を活かした豊富な知見とシミュレーターを用いた最適設備検討により、多数の実績を活かした、高度な精製をおこなうことで食品用途としての炭酸ガス回収プラントをご提供できます。また製品純度としては、用途に応じ99.99%以上の炭酸ガスを製造するプラントの設計、建設をおこなうことができます。
ドライアイスプラント
タンクに貯蔵された液化炭酸ガスをドライアイスプレス機に注入し、圧縮することによってドライアイスを製造します。
その際に排出される高純度の炭酸ガスの排気ガスは、回収プロセスにより大部分をリサイクルさせることで製品原単位を大きく向上させることができます。
プロセスの最適化
液化炭酸ガスは工場から排出されるガスを回収、濃縮、圧縮、精製、液化することで製造され、出荷までタンクに貯蔵されます。
またタンクに貯蔵された高圧、低温の液化炭酸ガスをドライアイスプレス機に注入し、圧縮することによって、ユーザーのニーズに併せた使用形状まで加工できるドライアイス設備検討ができます。
プロセスの最適化
炭酸ガスは圧縮、冷却することで液体になります。どの程度の圧力・温度で液化させるか、精製にどのような手法を用いるかなど、原料ガス組成、製品液化炭酸ガスの純度に合わせた最適なプロセスをご提案します。
建設実績
- 液化炭酸ガス生産量
- ~250ton/日
- 原料炭酸ガス濃度
- 8vol%(dry)~
- 製品純度
- ~99.99%
地球にやさしい未来へ
地球温暖化の原因と言われているCO2の排出量を減らすことは、今や世界規模での課題となっています。エネルギー分野においては、CO2排出量の少ないエネルギー資源への転換をはかること、省エネルギーに努めることが大切です。加えて、発電や産業で排出されるCO2を分離・回収して地中に貯留する「CCS(Carbon dioxide Capture and Storage:CO2回収・貯留)」、分離・回収したCO2を利用する「CCU(Carbon dioxide Capture and Utilization:CO2回収・利用)」も、大気中のCO2を削減するための重要な手法として研究が進めれており、気候変動問題を解決するイノベーション技術として注目されています。我々は今まで培ってきた炭酸ガス回収/液化技術を応用することで社会の要望に最適な形で対応し、地球にやさしい未来を提供します。
関連分野
技術・サービス
お問い合わせ
お気軽にお問い合わせください