技術・サービス

溶剤回収技術(回収と精製)

工場で使用した有機溶剤(NMP、DMF、DMAc)を全自動運転でリサイクル!環境に配慮した省エネ技術

工場内で使用する有機溶剤ガス(NMP、DMF、DMAc)をオンサイトで回収・精製して再利用します。
環境対策およびコストダウンが共に実現します。

強み・特長

1高品質・高回収率

当社のこれまでの実績では、NMP回収濃度99.9wt%以上、DMF/DMAc回収濃度99.8wt%以上、回収率95%を実現。
当社のノウハウと運用技術を活用することで、高品質・高回収率を実現しています。

2省エネ設備

従来は外部委託で精製していたものを、オンサイト精製することで外部委託精製に伴う費用や、溶剤の運送に伴う費用・CO2の放出の削減を図ることが出来ます。
また他の工場の溶剤とコンタミしないので最小限のエネルギーで精製ができます。

3全自動運転

PLCを用いて、スタートアップからシャットダウンまで全て自動運転。
溶剤回収・精製プラントに詳しくない方でも操業が可能です。

4豊富な実績

当社ではNMP精製設備では35、DMF/DMAc精製設備では48の納入実績があります。日本だけではなく、世界中に納入しています。

Number of NMP Recovery System 35 Experience from 1998, Number of DMF/DMAc System 48 Experience from 1958, DMF/DMAc Recovery System:Asia Pacific(25Unit), Japan(21Unit), Europe(1Unit), South America(1Unit), NMP Recovery System Under Operation or On Going:Asia Pacific(22Unit), Japan(2Unit), Europe(6Unit), North America(5Unit), NMP Plant:Mizushima Plant

NMP Recovery Unit & NMP Purification Unit

Liイオン2次電池製造工程で発生するNMPガスをNMP Recovery Unitで吸収し、NMPを回収すると共に大気汚染を防ぎます。
回収されたNMPはNMP Purification Unitに送られ、99.9wt%以上の高濃度で精製されます。
全自動運転で、緊急時にも安全にシャットダウンされるよう制御されています。
オンサイト精製ではリサイクル未実施と比較するとランニングコストを約1/10に削減出来ます。
また外部委託精製と比較しても約1/5に削減できます。

  • *1Recycle Drying Gas : In case of Dry Recovery Process

DMF/DMAc Recovery System

ポリウレタン製合皮革、アクリル繊維の紡糸、プリント基板、人工透析用中空糸膜などの製造工程にて発生するDMFおよびDMAc廃水を99.8wt%以上の高純度で精製します。当社では多重効用、蒸気圧縮、自己熱再生等の省エネ技術を用いて、お客さまにとって最適なシステム構築をします。また反応で精製する固形物の低減・除去において特許技術を有しており、適切な濃縮装置のご提案が可能です。

特許技術 固形物低減/除去技術 回収率向上 廃棄物低減 長期安定運転 機器・配管内で固形物析出

DMF/DMAc 回収システム

1.DMF/DMAc含有排水 2.固形物除去プロセス:パンドライヤー(当社独自設計)等→廃棄物 3.脱水プロセス:多重効用を利用した蒸留プロセス→DMF/DMAc回収 4.蟻酸/酢酸除去プロセス:酸濃度 所定値以下→DMF/DMAc回収 5.蟻酸/酢酸分解プロセス:酸分解塔→粗DMF/DMAc回収 →1.DMF/DMAc含有排水へ

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