熱流体・構造解析技術

〜シミュレーションを活用した解析技術で最適な設備設計をサポート〜

紛体混合の偏析例

実機で鍛えた高精度のシミュレーション

 当社はこれまで、三菱ケミカル蒲lの石化プラントを中心に、シミュレーションによる機器設計やトラブル解析を行い、実機での検証・フィードバックを重ね、長年ノウハウを蓄積してきました。これをベースとして、食品、医薬、フィルム製造設備などさまざまな分野に応用展開し、ラボスケールから量産化に至る開発段階、および実機の改善・能増・保全などを、シミュレーションを活用した設備解析技術でサポートしています。
 汎用のシミュレーションソフトは数多くあるものの、当社では、豊富な現場知見に基づいたデータ抽出による高精度のシミュレーション構築はもとより、他の設計ツールの併用や各種の測定技術やテスト手法を組み合
わせ、真に実用的なソリューションを提供します。

目に見えない粉体や気流の動きを再現

 当社の設備解析技術には、液体や粉体、気流などを扱う熱流体解析と、設備の強度などを扱う構造解析があります。熱流体解析は、攪拌・蒸留・排水・排ガス・熱交換器に加え、造粒・粉体混合・ジェットミルなどの解析案件に対応します。
 例えば二軸スクリュー式の造粒機の設計に当たり、粉体シミュレーションを用いてスクリューの回転速度を変えながら粉体の内部拡散状況や滞留時間などを予測。実粉によるテスト検証を何度も重ねることなく、設備の健全性の評価や、適切な運転方法の検討ツールとして活用しています。
 また、汚れを嫌う光学フィルムの製造ラインや気流乾燥機の導入には、気流設計技術が威力を発揮。塵埃の付着を防ぐ空調機の配置や、効率よく乾かす熱風条件の最適化が可能になります。

効果的・効率的な耐震補強工事が可能

 一方、構造解析においては、こうした解析をベースとして、強度を含めて最適な設備の設計をサポートします。特に現在、各地で大型地震が発生し耐震基準が強化される中、既存設備の耐震強度の早急な見直しが社会的責任となっています。
 当社では、例えば原料・製品タンクの耐震補強に当たり、通常は評価を見逃すような部位の強度にも注目。最も大きな負荷がかかる部分をシミュレーションで割り出し、そこに的を絞った補強案の提案・実施をすることにより、効果的にも効率的にも優れた補強工事を行えます。
 当社の解析技術及び解析から得られる結果を補強案に具現化するノウハウは、最も合理的なソリューションを実現します。

球形タンクの耐震補強事例