技術・サービス

省エネ技術(蒸気圧縮、多重効用)

蒸気圧縮と多重効用の特長&蒸留との比較

蒸気圧縮

強み・特長

1塔頂蒸気の熱量をリボイラーに供給するプロセスです。

2通常は流体の持つエネルギー(温度)は塔底の方が高く、リボイラーの熱源に利用することは不可能ですが、圧縮機を利用することでエネルギー変換が可能となります。

3供給エネルギーとして圧縮機の動力分が必要となりますが、リボイラーの用役が大幅に削減できます。

概略フロー

蒸気圧縮の概略フロー

多重効用

強み・特長

1蒸留塔を多塔式にする省エネ方式です。

22重効用の場合、1塔目を低圧塔、2塔目を高圧塔として、1塔目の塔頂蒸気を2塔目の熱源として使用します。(逆の設置もできます)

31塔蒸留塔を分割して省エネ化を図る場合、2基の蒸留塔の間で省エネ化を図る場合のいずれにも適用可能です。

43塔以上とする多重効用プロセスを構築する事ができます。

概略フロー

通常の蒸留と多重効用フローの比較

エネルギー比較結果

エネルギー比較では、通常の蒸留、多重効用、蒸気圧縮では、蒸気圧縮のエネルギー比率が最も低くなります。

エネルギー比較では、通常の蒸留、多重効用、蒸気圧縮では、蒸気圧縮の建設費比率が最も高くなります。

関連分野

技術・サービス

お問い合わせ

お気軽にお問い合わせください