ダイナミックシミュレーション（非定常解析技術）

マテリアルバランス、ヒートバランスが常に変化していくようなバッチプロセスをダイナミックシミュレーションすることで各装置の負荷変動を評価し、設備の最適設計を行います。
また、設備の初期投資を削減するために、負荷の最大ポイントを抑える等のプロセスをご提案させていただくことも可能です。

プラントの運転において定常状態を安定的に保つことは当然ですが、スムーズなスタートアップ・シャットダウンもプラントを運用する上で重要です。これらをシミュレーションにて確認することで実際の操作をイメージでき運転のしやすいプラントを構築することが出来ます。

また機器・計器の故障、操作ミス等が起きたときにプラントに与える影響を評価・検証することが出来ます。

配管内ではバルブ閉止・ポンプ停止など流れが急激に変化したとき、その流体の慣性力により衝撃が発生します。この衝撃による圧力波は非常に大きく、ときには配管や機器を破損させてしまいます。当社は単に現象の解析をするだけではなく、プラントエンジニアとして様々な視点から対応策を提案し、水撃・油撃からお客さまの設備をお守りします。

給水設備や局排設備などはユースポイントが多く複雑な配管網になることが多いです。同時使用したときなど、想定していた流量が得られないといいった不具合を未然に防ぎ、お客さまの要望に合わせたシステムを構築します。
また既設のシステムを評価することで、増設計画などに役立てることもできます。

お客さまのプラントから仮想プラントを構築し、訓練用シミュレーターとして提供します。インストラクターがバルブ操作や機器故障などの外乱を入力するとリアルタイムに仮想プラントが正常な状態から外れますので訓練者は仮想プラントの異常の特定や正常な状態に戻す、安全にプラントを停止するなどの操作を行う必要があります。これらを繰り返し行うことでオペレーターとしての教育を短時間で効率的に行うことが出来ます。
またお客さまのプラントだけでなく基本的なモデルプラントの訓練シミュレーターもご用意できます。