空調気流解析

シミュレーションを駆使した「機能建築」で問題解決。
空調気流解析技術でレストランの改善設計

店舗全体の気流解析画像(色で温度分布を表現)

厨房の気流解析

客席の気流解析

実際の客席

数値流体力学を空調設計に応用

情報技術の発達により、流体数値力学(Computer Fluid Dynamics:CFD)といわれる計算機を用いたシミュレーションが手軽に、安価に利用できるようになりました。しかし、シミュレーションには普遍的な手法が確立されていないため、境界条件の設定や計算結果の評価には、空調設計の応用技術力と経験が必要となります。当社は建物の省エネルギー化、クリーンルームの設計、不具合の解析、室内環境の改善等の実績があります。

空調気流解析の改善効果を実証

イタリアンレストランチェーンの株式会社サイゼリヤ様向けに、レストランの省エネルギー化、客席および厨房エリアの環境改善をテーマにCFDを利用した空調設計を行いました。既存店舗の問題点を解析して、数ケースの改善案のシミュレートにより、十分な精度であることを実証しました。特に厨房エリアの環境改善の効果は顕著で、店舗全体としても15%~25%の省エネルギー化を実現しました。

エリアごとに最適設計

エリアごとに解析を行い、各エリアの温度ムラを改善して、快適空間を実現しました。

客席エリア

  1. 1.既存店舗の空調設計を解析して、冷暖房の温度ムラを把握
  2. 2.空調機や換気口の配置、個数、風量を見直して、温度ムラの解消と空調機の台数を削減
  3. 3.店舗全体とエアーカーテンの気流を解析して、喫煙・禁煙エリアを分離(受動喫煙の防止)

厨房エリア

  1. 1.空調された客席からの気流を厨房エリアに取り込み、高温となるオーブンの前の環境を改善
  2. 2.評価が難しい厨房機器の発熱は、ラボキッチンでの実測結果を計算モデルに反映
  3. 3.排気フードの形状や風速パターンをシミュレートして、最適設計を実現