モデリング&PIDチューニング(MECTUNR®)

当社製品「モデリング&PIDチューニング(MECTUNR®)」は、三菱ケミカルグループで培われた高度な技術と豊富な実績をもとに、PID制御システムのためのプロセスモデルとPIDパラメータをシステマティックに決定する、システム同定・PIDパラメータチューニング・シミュレーションを行うビジュアルツールです。多様なモデル作成を可能にする閉ループシステム同定をサポートしています。

システム概要

開ループ&閉ループシステム同定

開ループシステム同定

制御ループのモードをMANに変更し、出力値(MV値)を変更してPV値を動かします。

応答が直感的に把握でき、閉ループの場合と比べ、解析が容易です。制御モードをマニュアルにするため、一般的には、常時監視が必要になります。

閉ループシステム同定

制御ループをAUTOのまま変更せず、目標値(SV値)を変更してPV値を動かします。

制御動作が常に行われた状態でテストを行うため、対象の常時監視を必要としません。運転中のモード変更が難しい制御対象のモデル作成に有効です。

特長

1.5種類のシミュレーション形式

  • 1次遅れ系
  • 2次遅れ系
  • 積分系
  • 1次遅れ+積分系
  • 2次遅れ系+零点

いずれもむだ時間を付加できます。

2.7種類のPID制御アルゴリズム

  • 非干渉型 I-PD
  • 非干渉型 PI-D
  • 非干渉型 PID
  • 積分
  • 干渉型 I-PD
  • 干渉型 PI-D
  • 干渉型 PID

3.PIDコントローラオプション機能

  • ギャップコントローラ
  • MVリミッター
  • PV値フィルター
  • MV値フィルター
  • 不完全微分

4.13種類のチューニング方法

    • IMC法
    • 北森法
    • Ziegler and Nichols法
    • CHR法 外乱0%行過ぎ
    • CHR法 外乱20%行過ぎ
    • CHR法 目標0%行過ぎ
    • CHR法 目標20%行過ぎ
    • Cohen and Coon法
    • 高橋法
    • Hazebroek and Waerden
    • Wolf法
    • 小河法 *1
    • 小河津田法

*1:1999年度計測自動制御学会論文賞I-PDアルゴリズムのロバストPID調整法

5.シミュレーションオプション

  • 任意時刻/任意サイズの目標値変更と外乱の発生
  • 任意の外乱モデル
  • ノミナルモデルに対する誤差モデルの設定
  • 複数ループの相互干渉シミュレーション
  • フィードフォワードコントローラの付加
  • ホワイトノイズの付加
  • 初期値の任意指定

6.データ処理機能

  • 任意時刻
  • 加算、減産、掛算、除算
  • フィルター、移動平均、乗算
  • シフト、補間
  • 常用対数、自然対数
  • SIN、COS、TAN

7.その他

  • CSV、テキストファイルなどが読込みできます。
  • システム同定結果の検証ができます。
  • 他ツールで作成したモデルを読込むことができます。
  • すべてのトレンドをコピーして他のアプリケーションに貼り付けできます。
  • すべてのトレンドをCSVファイルなどに書き出せます。

トレンド画面

システム同定画面

シミュレーション画面

用途

お客さまの製造設備のPID制御することで、生産効率化を実現できます。

事例:蒸留塔温度制御

チューニング前(P,I,D=300%,120sec,80sec)

チューニング後(P,I,D=25%,2000sec,80sec)

推奨動作環境

  • CPU:Pentiumまたはその互換機 2GHz相当以上
  • 主記憶:2GB以上
  • OS:Windows 7/8.1/10

MECTUNR®は、当社の登録商標です。本文中に使われている会社名、商品名は各社の登録商標または商標です。

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