技術・サービス

BCP・耐震補強・地盤対策(安心・安全技術)

高度な構造技術とノウハウで災害から人命・資産を守ります

近い将来見舞われる大地震に備え、企業は、会社と従業員、その家族、工場周辺地域の安全を守り、操業の早期再開できる対策を講じています。
ユーザー系エンジ会社として工場の現場を支えてきた実績をもとに事業継続計画、地震対策を総合的にサポートします。

強み・特長

1施設のハザード調査と分析を行い、法令を遵守したBCP構築から、安心安全診断(建屋・架橋耐震診断、液状化判定、劣化診断)が可能です。

2化学工場を中心とした豊富な実績とノウハウを活かして、最適なBCP提案、地震対策提案を行います。

3ご提案した対策工事を、設計施工で実施対応可能です。

各種補強技術

PCアウトフレーム工法、柱鋼管巻、炭素繊維補強、鉄骨ブレース補強

軟弱地盤・液状化

ジオグリッド鉛直打込み工法(VG:Verticul Grid 工法)

BCP(Business Continuity Plan)とは

企業が自然災害、大災害、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは目標復旧時間までに重要な事業を再開させるために、平常時に行うべき対策や緊急時における活動、手段などを取り決めておく計画のことです。
当社では、建築物、工作物、配管、機械設備などのBCPのサポートを行います。

BCPの作業フロー

  1. 1ハザード調査
  2. 2ハザード分析
  3. 3法令チェック
  4. 4BCM検討
  5. 5BCP提案

工場施設の立地や周辺環境によるハザード調査を行い、調査結果の分析を行います。
関連する関係法規の規制内容を確認し、お客さまとBCMについて話し合い、お客さまにとって最適なBCPの提案を行います。

当社の耐震診断

長年培われてきたエンジニアリング手法の活用

当社の耐震診断技術[工場建設/保全の専門集団(機械/建築/電気/制御分野、各種計算ソフト、シミュレーションソフト)、耐震関係データバンク(各種基準類、文献類、工場/機器被災事例)、プロセス技術からの診断(安全工学、制御システム)、設備劣化診断技術の応用(非破壊検査、寿命予測)]

耐震診断の手順と解析方法

対象:危険物設備、高圧ガス設備、建築物、一般製造設備、電気計装設備

簡易耐震診断では、地震規模を想定し、重要度の分類、建設時期でのスクリーニング、被災事例との比較を行います。その後、代表サンプルを選定し、概観からのチェック、構造計算書簡易チェック、液状化の判定を行い、簡易地震診断報告書が完成します。詳細耐震診断では、建築物、高圧ガス設備、危険物設備、一般設備・機器、電気計装設備も考慮し、診断結果の評価を行い、詳細耐震診断報告書を作成します。まずは簡単診断を行い、詳細診断の的をしぼるのが効果的です。

土壌液状化診断

地盤の条件と地震動で液状化を診断する事ができます。

配管類耐震診断

高圧ガス設備等耐震設計
指針に準拠して配管類の耐震診断を行います。

建屋・架構耐震診断

建築基準法に基づき、既存建屋・プラント架構の耐震診断・耐震改修計画立案を行います。

構造解析・評価

地震が発生した際に設備に係る応力をシュミレーションし、設備の弱点を解析する事ができます。

建物に影響する「揺れ」:地震、強風、振動

地震

地震による家具の転倒やドアのゆがみ、窓ガラスや壁の破損、天井の落下などの危険性から空間を守る快適性の確保も必要とされます。

強風

建物が高層であればあるほど風から受ける力が強くなり、上層階の揺れ幅が大きくなります。
高層の建物や塔状の建物では、強風による揺れを抑える必要があります。

振動

大型トラックや電車、列車の通過時に発生する振動により安全性や快適性が損なわれます。そうした快適性を確保するのはもちろん、細かな揺れが影響する精密機器等を扱う建物や医療機関などでは振動による揺れから建物を守らなければいけません。

免震・制御工法比較

建物の揺れは建物を硬くすることで揺れを抑える:耐震構造に対し、建物の揺れを緩和することで揺れを抑える方法として、免震工法と制震工法があります。当社は、比較だけではなく工法の検討、施工もご提案が可能です。

この表はスクロールしてご覧いただけます。

項目 免震工法 制震工法
工法イメージ
構造の特長
  • 建物を地面から浮かせ、ゴムで支えることで建物を揺れから守ります。
  • エネルギーを吸収するダンバーを設置して揺れを吸収します。
適している
建物形状
  • 塔状比(建物高さ/幅)が、4以下の建物が理想的です。
  • 塔状建物
特殊装置
  • 天然積層ゴム
  • 鉛プラグ入り積層ゴム
  • ベアリング
  • 間柱型極軟鋼ダンパー
  • 粘性ダンパー
  • 摩擦ダンパー
耐震性能
  • 耐震性構造の30~50%に地震応答を低減します。
  • 家具・什器等の転倒を防ぎます。
  • 耐震構造の40~60%に地震応答を低減します。
  • 家具・什器当の転倒の恐れがあります。
竣工後の
維持管理
  • 定期点検が必要です。
  • メンテナンスフリー(大地震時に交換することもあります。)

耐震補強技術

PCアウトフレーム工法

既存建物の外側にプレキャスト・プレストレストコンクリート構造による新設フレームを設置する工法。
居ながら施行、外観リフォームの兼用が可能。
採光、視覚上有利。

鉄骨プレース補強

開口部に鉄骨プレースを設置する工法。
軽量で施工性がよい。採光、視覚上有利。

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