技術・サービス

拠点配置最適化コンサルティング&シミュレーション

工場・物流センターの拠点配置最適化

輸配送は、ロジスティクス活動の中で最もコストを要する活動である一方で、工場や物流センターの拠点配置によってコストの大部分が決定づけられます。当社の「拠点配置最適化コンサルティング&シミュレーション」は、様々な拠点配置再編シナリオを作成し、シミュレーションを行うことで最適な立地場所およびフローを算出し、輸配送コスト削減および顧客サービスレベルの維持・改善を実現するソリューションです。

拠点配置検討の背景

拠点配置検討テーマは、コスト削減、サービスレベル向上、売上拡大への対応、そして災害などへのリスク対策と多岐にわたり、経営へ大きな影響を与えます。その一方で、検証すべき要素が多く存在するため、その意思決定には多大な時間と労力を要します。

➀コスト削減[固定費の圧縮、変動費の圧縮、在庫の圧縮、M&A対応、拠点の統廃合・移転]、➁サービス向上・競争力向上[配送レスポンスタイムの短縮、調達リードタイムの短縮、拠点の新設・移設・テリトリ再編]、➂売上拡大への対応[新エリアへの進出、海外市場への展開、拠点の新設]、➃災害などのリスク対策[BCP対応、パンデミック対応、拠点の分散]

当社独自のコンサルティング&シミュレーション

当社は独自の最適化ロジックを用いた「拠点配置最適化に特化したシミュレーションシステム」を有し、また「拠点配置最適化コンサルティング&シミュレーション」の多くの実績と豊富なノウハウを保有しています。これにより、短時間でより多くのフィージビリティ・スタディを可能とし、その効果をビジュアルで定量的に検証することで、お客さまの迅速な意志決定を支援しています。

最適化内容

  • 最適拠点数の決定
  • 新拠点立地場所の決定
  • 拠点移転場所の決定
  • 統廃合拠点の決定
  • マーケットテリトリの決定

コンサルティング&シミュレーションの効果

実績➀:拠点の分散計画

Beforeの黄色星点は、既存の物流センター位置、丸点は配送先の顧客位置、およびその需要規模を表しています。また、赤点は翌日配送顧客を表し、緑点はそれ以降の配送顧客を表しています。
配送サービスレベル向上および、配送コスト削減のため、物流センターの東西分散の可能性を検討。最適化シミュレーションにより、現状の東日本の物流センターに加え、西日本の物流センターの最適立地場所および、東西物流センターの最適なマーケットテリトリーを設定することで、サービスレベル向上および配送負荷の18%削減を示し、西日本物流センター新設の意思決定支援を行っています。

Before

現状物流センター

業種
製造業
検討内容
現状の1拠点物流センターを2拠点へ分散する際の最適地を検討

After

現状物流センター、新物流センター

検討効果
配送負荷削減率 18%

実績➁:拠点の統廃合計画

Beforeの緑点は、現状の工場位置、赤丸点は物流センター位置、およびそのマーケットテリトリーを表しています。
トータルロジスティクスコスト削減のため、物流センターの統廃合を検討。最適化シミュレーションにより、6拠点を4拠点に集約することで、サービスレベル低下を最小限に抑えつつ、トータルロジスティクスコスト5%削減となることを示し、統廃合計画の意思決定支援を行っています。

Before

北海道DC、東北DC、関東DC、東海DC、東海工場、関西DC、関西工場、九州DC、中国工場、顧客(合計47カ所)

業種
製造業
検討内容
拠点集約によるサービスレベル低下を加味しつつ、トータルロジスティクスコスト最小となる閉鎖拠点を決定する

After

東北DC、東海DCの統廃合を行い、6拠点を北海道DC、関東DC、関西DC、九州DCの4拠点に集約し、トータルロジスティクスコストを削減。中国工場、東海工場、関西工場、顧客(合計47カ所)は変わりなし。

検討効果
トータルロジスティクスコスト削減率 5%

コンサルティング&シミュレーション実績一例

お客さま 取り組み
製造業 新規物流センター最適立地検討
物流拠点集約化
工場直送化
BCP対応
卸売業 新規物流センター最適立地検討
物流拠点集約化
小売業 新規物流センター最適立地検討
物流拠点移転先検討
BCP対応

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